南三陸町 被災地支援の為に作ったギター

東北大震災で崩壊した南三陸町の寺院 徳性寺の柱材を使用して、支援活動の一環としてギターの製作を依頼され 4本のギターを製作いたしました。この寺院の400年もの歴史を支えた柱は秋田杉でつくられていました。テレビや新聞等で被災地の廃材でつくられたバイオリンやギターの話題が時々出ますが、いつも“本当かな?”と思っておりました。その理由は、楽器に適する木材がほとんど無い事、木材が古い場合は木そのものの繊維が壊れていたりひび割れや油分の抜けなどから、まず良い楽器ができない事、木工的にも接着や工作が不可能な事もあり、報道目当てのデモンストレーションの様な感があります。私達もこれらの木材については大変苦労をし、4本のギターのボディーに使用するのがやっとでした。

 

8月10日、アースウインドアンドファイヤーの一行がサマーソニック東京に出演の為到着、私達と友好が厚いグループでもあり、2本のギターを渡して、今後は世界中のツアーで被災地の支援活動として演奏して欲しいと話したところ、快く承諾してくれました。このグループの最初のメンバーである アルマッケイとジョニーグラハムも私達の作ったギターで演奏していました。その後、マービンゲイやモータウン系のギタリストで有名なグレゴリーモーアが参加、またスティービーワンダーのギタリスト モーリスオコーナーも参加しました。今回はこの二人が徳性寺ギターを演奏しました。またこの二人は、スティービーワンダーの公演でもプレイしています。PACOとの付き合いも30年に渡り、楽器もサポートしています。

今回はどんな曲にでも使用できる様、我々の好みではないのですが、テレキャス、ストラトタイプのギターにしています。今後は現在開発中の新しいアーム機構やブリッジなどが取付けられる予定になっています。