ご来場ありがとうございました。

椎野秀聰が40年以上をかけて手がけた「楽器と音響機器の博覧会」

8月28日 ワイヤード誌主催の渋谷のレッドブル東京スタジオで行われた、私が今まで手がけてきた楽器や音響機器の展示会には、たくさんの方々にご来場いただきましてありがとうございました。おかげさまで盛況のうちに終えることができました。

自分で考えてみても、こんなに多種多様なものを狂ったかのように作り続けてきたのは、いったい何故だろうとつくずく思います。
現在とその当時では時代背景は全く違ったので自分では当たり前のこのような製作を続けていたが、今思うとなにか怖ろしくもある。
展示されたものはほんの一部だが、それらの製品が世界に向けて作られたもので、また様々なアワードを獲りまくっていたなどとは、今は夢の中のことである。
最近の音楽は巾が狭く奥行きも浅いし、楽器や機器そのもののインパクトも薄い感じがしている。個への分化が始まれば、個がもう少し強くならないといけないかもしれない。

プリンスさんに感謝を申し上げます。

4月21日に突然入ってきたプリンスの訃報は、大変ショックキングでした。

報道されている数々の画像でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、プリンスが主として愛用していたギターは私が1970年代に製作したもので、「HS ANDERSON」の「MAD CATS」です。本人が気に入って複数ご購入されたようです。

長年愛用していただき感謝を表するとともに、ご冥福をお祈りいたします。

このギターはプリンスにすごく似合っていてオーダーメイドのように見えますが、石川鷹彦さんが私の家に遊びに来ていた時にこんな感じがいいとフリーハンドで絵書いたのを覚えています。アメリカのナムショーに出展した時にHS.ANDERSONのギターを試奏したい人が常時列を作り並んで待っていたのを覚えています。このギターについて色々と書かれている方がいらっしゃいますが、誤解されていることもありますから本当の説明を近々に書いておきます。試作の一号機は現在私の家にあります。

ESPの本物の トロッコ が手元に戻りました。

ESPの本物のトロッコが手元に戻りました。お持ちになっていた方はこれがブランドがついていないので偽物だと思っていたそうです。正真正銘の本物で最初に試作で作った2本のうちの1本です。もう一本は幾見さんが当時アメリカに持っていき、あるギタリストから自分が持っているギブソンのバートランドと交換してくれと懇願され、喜んでかえてしまったそうです。でもモノが違います。このようなギターはもう世界中の誰もつくれないと思います。理由は聞きに来てください。このギターは最初九州在住の方が飛行機に乗って渋谷へ買いに来ました。その当時60万円で販売されました。40年ほど前です。ピックアップ取り付け穴の座繰りがやや大きくみっともないので直しました。またどこかで修理を何箇所かしていましたがひどい修理であったため直しました。現在コンディションは最高です。私の生涯の最高の一本です。本当に好きな方にお譲りします。中に私が1976年に作り2016年に再会でき修理しましたと書き入れました。表面版と裏甲が刃物による削り出しのため素晴らしい澄んだ美しい音が再現されています。またセミソリッドのためにあえてセンター剥ぎにすることなく表面と裏面を中心で音造りをするように30ミリ単板3枚剥ぎにしてソリッド感を高めています。

 

懐かしい代物です。

Florent Glardonというフランスの方からこんなメールをいただきました。

ダディというギタリストが40年ぐらい前、パリにギタープロショップを持って活躍していました。フランクフルトメッセやナムショーの時にアンジェリコのババリーニ社長とダディと私でよく会食をしました。当時PACOはダンカン、マイティーマイト、シャーベル、チャンドラー、ホーナー等世界のコーチビルダーにギターネックやボディー、ピックアップ、パーツを供給していましたのでその中に確かにフランスのダディがいました。いまになってこのようなメールが来るのは懐かしくもあり今だに大切にギターを使っていただいているよということはありがたいことです。

Dear Mr Shiino ,
Thank you very much for your reply. The guitar was bought at a Paris DADI store. It’s an Stratocaster electric guitar in Olympic white with a rosewood fretboard. Sadly all the DADI’s store in Paris are closed. I will be pleased to send you picture of my guitar but it is actually in a repair guitar center ( Luthier) to be totally set up. On the other hand i’m sending you pictures of the same guitar kind in black. This is  the only other guitar of the kind that i know exist in France. I’ll will be glad to have your “Guitar” book. I’ll send you pictures of my guitar in high resolution next week. This a very good guitar that’s why i wanted to know the history hidden behind it.
Thank you very much for your help, i m so delighted to have received a reply from you.

Florent

 

フィルとソニア

ラーメンとすしが大好物のフィル。本物の日本食を食べるために来日したがっているフィル・アップチャーチと奥さんのソニアから、こんなメールが届きました。かって私もインタビユーを受けました全米楽器組合の『永久版語り継ぐ音楽の歴史』に登場するようです。興味がありましたらNAAMと検索してみてみてはどうでしょうか。

Happy New Year Mr. Shiino!

We miss you and wanted to check in on you. We pray that your health is strong and you are happy.

NAAM is no longer the same without your presence. Phil and I always go to the restaurant after the show that you took us to reminisce. We always ask for the same waitress, she remembered everything you ordered.

The director of the NAAM Oral History Program came to the house and did an interview on Phil. It is on their website, I will send you the link in a separate  email so you can view it.

How are your new line of guitars coming along? They were beautiful. You are such a brilliant man. Please keep us posted and send us details.

Phil and I would love to visit Japan when the time is right. Gigs in LA are not what they once were. I have conflicts with the manner in which they do business these days.

The younger generation is not as appreciative of the musicians that paved the way. It is mostly noise that they are making.

We stuck our head in the room that housed the D’Angelico guitars at NAAM this year and walked out. It apprears that they are steering towards a rock community and they would never sound as good as the originals.

I always tell Phil to treat his guitars with integrity. We were looking forward to making the UP3 model with you.

Phil is still writing a lot of new music. The right opportunity must present itself. We are no longer interested in giving away our masters. We will control all rights of his future music.

How is Mrs. Shiino, your music family and your silk business doing?

So many musicians have passed away in the last 2 months. We are taking great care of ourselves to prevent falling in line with them.

Please send me your home mailing address and home phone#. We only have the old Vestax info.

Please keep in touch and let us know what you are up to these days.

We love and miss “You”
Phil & Sonya

 

ヴィンテージ・ギターコレクター 中北英紀さん

ヴィンテージ・ギターのコレクターとして有名な 中北英紀さん
2本目のD’Angelicoギターをお買い上げいただきました。
このモデルは D’Angelico 100周年アニバーサリーモデルです。明治の万博で数々のゴールドメダルを取得した絵付け師、薮明山の4代目のにあたる菅野京子さん手書きの日本画で、葛が描かれています。インレイやバインディングはメキシコアワビ貝で作られ、ホワイトシカモアのバックサイドの美しいギターです。トップはスプルース。ダブルハンバッカーセミソリッドの万能ユースのギターです。

中北さんのコレクションについてはこちらでご覧いただけます。アコーステイックギターのコンディションの良いものや珍しいものを中北さんの感覚でセレクトしています。。ギターの好きな人が集めた感がありなかなかのものが有ります。
http://www.nakakitahideki.com/

グラント・グリーン・Jr.

左利きのギタープレイヤー
グラント・グリーン・Jr.(グレッグ・グリーン)

グレッグからの依頼で左弾き用のアンジェリコギターを2002年ごろ作りましたが、左用のギターは通常の型が使えないため、また何か製作中にトラブルがあるといけませんので必ず同じものを2本作ります。

以前アースウィンドファイヤーのアルマッケイが1978年頃にオーダーしてきた左用スモールボディーフルアコギターはベスタグラハムのブランドで2本作りその一本を購入頂き、のちに松崎しげるさんが一本を購入されました。

今回お蔵入りしていました全くの無使用の一本を販売いたします。メールにて申し込みください。

ギターはこの写真のものと全く同じものですがカラーはナチュラルです。ご要望の方には写真を送ります。

このギターの演奏はグラントグリーンジュニアと検索すればご覧になれます。その風格あるギターから奏でる音の深さと彼の演奏をぜひご覧ください。

レフティーのジャズギタリストにはまたとないチャンスです。価格は応談となります。

ご連絡していただければ直接弾いて見ることができます。

彼は大変器用でギターの調整中の間に右用のギターを松崎さんの様に逆さにして引いてくれました。

下の写真は、まさにそんな彼がプレイ中の
ものです。ギターをよく見てみてください。

 

そしてこちらが、左用のギターです。

オレンダーベースプレイヤー

オレンダーベースをお買い上げのプレイヤー 碁盤剛士さんからメールをいただきました。
先月スタジオ入りした際に撮影した画像をお送りいたします
おまけにFLIP-5000Hとオレンダーを撮影した画像も付け加えました
まだオレンダーと格闘している状況は続いています。
フェンダーベースマンの置いてあるスタジオを見つけて、そこで繋げてみようかと計画中です
オレンダーから得る事や学ぶ事は沢山あると感じています。

懐かしい映像をご覧ください。

1980年頃のNHK紅白歌合戦で、布施明が ”君は薔薇より美しい”というヒット曲をギターを弾きながら歌っています。
このギターは渡辺プロダクションより依頼を受け、当時のPACO工房で製作しました。
ベスタグラハムのセミソリッドギターをゴールド塗装にして、表面には美しい薔薇のデザインを施して作られたものです。
表面の絵は美しい薔薇がプリントされた布地を切り抜いて表面に貼り、その上からクリアーのトップを吹いて磨きました。
当時のPACOはスタジオミュージシャンの止まり木的な存在で、毎日のように来店しているミュージシャンがスタジオでヒット曲のレコーディングをしていて、また誰かがTV出演をしていました。
当時、渡辺プロダクションが一時的に経営状況が悪くなった時で、このギターの代金をなかなか頂けず何度も出向き交渉し、最後には最も強面の社員に行かせてやっと代金を頂いたのでした。このギターを私の本の出版記念にディスプレイしようと布施さんに電話したところアメリカに行っている間に倉庫が荒らされて無くなってしまったそうです。どなたかどこかでこのギターを見られた方は情報をください。

映像はこちらから

オレンダーベース完売御礼。

数々の昭和の名曲を生み出したレジェンド、江藤勲の監修によるオレンダーベース。江藤勲独特の奏法で普通のベースにはないヒューマンティックなサウンドを奏でます。ヘッドに江藤勲さんのサインが入っているものが2本、ノーサインのものが1本、計3本のストックがあります。今となっては貴重なベースとなりました。

仕様については、インストゥルメントの項目をご覧ください。ピックアップのバランス調整もできます。

お問い合わせは、「お問い合わせフォーム」からメールでお願いいたします。

おかげさまで10月30日最後の一本を以って完売いたしました。来年度ご要望があれば再生産いたします。ありがとうございました。